新卒採用で一人ぼっちのスタートをきった私

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「先生こけた!血、出ちゃった!」と言って、保健室に駆け込んでくる子供たちを相手に、いつもあたふたとしているのは、小学校で養護教諭を務めている私です。養護教諭とは、いわゆる学校の保健室の先生のことで、私は今、小学校の保健室の先生として働いています。私があたふたとしてしまっているのは、この小学校に新任教師として入ってきたばかりだからです。私は今年の春に、通っていた短期大学を卒業し、それと同時に小学校に就任することが決まりました。そのため、新卒採用での就職です。そんな私は、この保健室でいつも一人ぼっちでいます。なぜなら、各学校に保健室の先生というのは、その多くが1人配置のため、この小学校でも1人配置の体制をとっているからです。つまり、この小学校で保健室の先生というのは私ただ1人きりであり、その全ての仕事が私の元にやってくるのでした。

初めて就く職場に、初めて行う仕事、それを全て1人でこなさなければならない今の状態に、あたふたしてしまうのも無理のないことだと、自分でも思ってしまいます。そんなことを言いながらも、今年の春に就任してから、半年以上が経ちました。今までの間にこなしてきたのは、4月の健康診断から始まり、5月には遠足の補助員、6月には虫歯予防習慣活動、7月にはプール開始のための健康調査、9月には運動会の保護委員と、行事に関する保健活動を行い、日常的には、子供たちのけがの手当てや、保健便りといった手紙の配布物も作成しています。私はこれらを全て1人でこなしてきました。

もちろん、健康診断などでは、各クラスの担任の先生の協力があってのことですが、全ての責任は私にあるのです。そんな保健室の先生の仕事は、とても大変なものでありながら、やりがいを感じている自分もいます。私は短期大学に通っているときに、教員採用試験を受けて、それに合格することができました。つまりそれは、新卒採用が決まったことと同じで、私は就職に成功することができたと安心していました。しかし、それよりも大変だったのは、教員試験に合格することではなく、働き始めてからだったということを、今になって痛感している状態です。だからといって、ここで辞めるわけにもいかず、私は今、自分なりに保健室の先生として励んでいます。たった1人の保健室の先生だからこそ、私にしかできない仕事があると思い、自分を奮い立たせています。新卒採用で一人ぼっちのスタートでも、ゴールしたいと思います。

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